CBDは違法じゃないの?健康への影響など気になる点を専門家に聞いたレポートです。
大麻草由来CBD入りのグミやビールって大丈夫?健康影響は?
渋谷の街を歩いていると、たばこ屋ではCBD電子たばこ、スーパーではCBD入りグミや美容パック、化粧品などが売られているのを見つけました。
グミの価格は10粒で2000円~と、お菓子としてはかなりお高めです。街中で買ってきたCBD製品インターネットの通販サイトでも入手でき、「リラックス時間に」「美容をサポート」などといった効果がうたわれています。人間用だけでなく、犬や猫のペット用のCBDオイルもありました。
最近はどこでもCBD商品が売っています。ペット用なども販売されているようです。
CBD入りメニュー出すカフェも
さらに、CBDが入った飲食メニューを提供しているお店も。渋谷区にある若者に人気のカフェで「CBDコーヒー」を注文したところ、運ばれてきたのは至って普通のコーヒー。そこへ、店員がCBDのオイルを3滴ほど垂らしました。飲んでみましたが、味や香りに違和感はありません。CBD入りのスイーツもあり、そちらも普通のチョコレートケーキの味でした。
食後の体調に大きな変化はありませんでしたが、気分がぼんやりするような感覚がありました。とは言え、甘いものを食べた満足感ともあまり区別がつきませんでした。このカフェを運営する企業では、ほかにもCBD入りのチョコやビール、電子たばこといった製品を開発しています。都会のストレスフルな環境で過ごす人にニーズがあるのではないか、と考えたことがきっかけだったといいます。店舗事業部 佐々木 祐穂さん
「大麻草由来ですが、違法な成分は含まれておりません。 CBDを使った製品の販売は2020年末ごろから始めました。若い方を中心に幅広い世代に好評をいただいており、売り上げは好調です。リラックス効果がある成分としてSNSで口コミが広がり、足を運んでくださるお客様も多いです」
カフェでのインタビューです。CBD商品はグミが王道ですが、チョコレートやコーヒーなども人気があります。
「花穂」や「葉」など複数の部位が規制対象になっている一方で、「成熟した茎と種子」は大麻に該当しないとされています。成熟した茎や種子から抽出するCBDは、違法ではないというわけです。“チル”を求める若者 コロナ禍も影響?
それにしても、なぜ大麻草由来の成分が入ったCBD製品を求める人が増えているのでしょうか。
その背景には、現代の若者の心理とコロナ禍の影響があるといいます。“チル”と呼ばれる感覚を求めている人が増えているのだそうです。
(チル…英語のChill outに由来し、「落ち着く」「冷静になる」などの意味で使われている)チルという言葉が流行しています。それにCBDも乗っかっていこうということですね。健康への影響やリスクは?
東京都消費生活総合センターに寄せられたCBD製品についての相談は、2020年度に316件と急増。2021年度は減少傾向で64件となっています。
多くはCBDが入った電子たばこの定期購入に関する相談ですが、健康被害の相談も2020年度に11件、2021年度に5件ありました。
内容は「気分が悪くなった」「湿疹が出た」「眠気がある」「頭痛がする」といったものでした。このような現状を踏まえ、薬物依存について詳しい舩田正彦さんに話を聞きました。舩田さんはCBDを含む製品に関して次のように指摘します。国立精神・神経医療研究センター 依存性薬物研究室 元室長 舩田正彦さん
(現 湘南医療大学 薬学部教授)
「医薬品であれば臨床研究をもとに用法・用量が定められ、厳密にコントロールされます。しかし、現在販売されている医薬品以外のCBDを含む製品については、その用法・用量に関して明確な規定が不明なものがあります」舩田さんによると、CBD製品を使用する際に懸念されるポイントは以下の3点です。1) CBDを含むとうたっているが、実際に成分が入っているか
2) 幻覚作用などがある成分が入っていないか
3) 有機溶剤や重金属など、人体に害を及ぼす不純物が入っていないかその上で、体調に異変があった場合は、すぐ医療機関などに相談するよう呼びかけています。幻覚成分の混入事例も…
CBD製品の安全性に懸念が生じる事態も起きています。
国内で流通しているCBD製品から幻覚作用のあるTHCが検出されるケースが複数出てきているのです。健康被害のところは手厚い解説があります。サプリメントや健康食品には、メリットデメリットがつきものです。CBDも例外ではありません。
国内で流通している製品から幻覚作用のあるTHCが検出される例もあるようです。
大麻についての規制は「大麻草の部位」で定義されていますが、その後研究が進み、幻覚作用を起こす有害な成分はおもにTHC(テトラヒドロカンナビノール)であることが分かってきています。取り締まりを行う際には、規制部位かどうかを判断する必要がありますが、近年ではTHCが検出されるかに着目して規制対象かどうかを判断し、取り締まっているのが実態です。
実際、THCが混入しているかどうかは見た目ではわかりません。うっかり入手して使用してしまうということもあるのかもしれません。
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