株式会社小学館が発行するトレンドマガジン「DIME」のCBDの今後の見通しの話です。
引用記事:
アメリカで定着したCBD商品は日本でどこまで浸透する?
日本のCBD市場に関する今後の見通しです。さらっと読めるコラムです。
大麻草などに含まれるカンナビノイド成分の一種「カンナビジオール」。通称CBDと呼ばれ、アメリカでは2018年、ヨーロッパでは2019年に医薬品として承認された。CBD先進国アメリカでは、オイルやサプリメントだけでなく、CBD入りコーヒーなどなどさまざまな商品が販売されているが、大麻=マリファナのイメージが強いため「CBDは合法?安全?」と思っている人も多い。
そもそもCBDは合法なのか
大麻という響きはそれだけでマリファナをイメージし、違法なモノのように思える。しかし、大麻は植物で約540種類の化学物質を含んでおり、カンナビノイド成分だけでも100種類以上。ちなみにカンビノイド成分は麻だけでなく、カカオやヒマワリの一部の種類にもある成分である。
そして、その数あるカンナビノイド成分の中のひとつが、マリファナに多く含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)で、その成分が多幸感を与え、中毒性があるといわれている。
しかし、THC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)とは別の成分。CBDはリラックス作用が得られ、ストレス緩和、鎮痛作用を及ぼすといわれており、現在日本では規制対象となっていない大麻の部位の茎と種子由来のCBDは合法だが、THCは麻薬に指定されている。
CBDの効能は?
CBDは「ストレス緩和」「リラックス」などの効果があるといわれているが、不眠症や鎮痛のほかにも、てんかんや喘息にも効果があるのではないかという研究結果もでており、CBDの医療分野への効果も期待されている。
CBDは違法でない、THCは違法、CBDの効能は「リラックス」効果、など全体的な概要です。
日本でCBD関連の記事を掲載する場合、認知度が低いゆえに、まずはCBDは違法でないことなどを述べる必要があります。
CBD商品が増えるアメリカ
アメリカに住む筆者は、ここ数年CBD商品をよく目にするようになった。日本でも知名度があるアメリカの大手オーガニックスーパー「ホールフーズ」でも、プライベートブランドのCBD入りの軟膏クリームやバスソルトを販売。少し前はCBD入りのコーヒーなどを提供するカフェも多かったが、FDA(アメリカ食品医薬品局)が、CBDを添加物として他の食品と合わせることへの安全性が不明確と述べるようになり、その安全性が確認されるまで食品に添加しているCBD商品の店頭での販売は現在とめられている。
ただし、オイルやクリームなどは問題なく販売され、その種類は年々増え、人だけでなく「ペット用」のCBDオイルも人気を得ている。
筆者も以前CBD入りのコーヒーを飲んだことがあるが、味はコーヒーと変わらず、私は普通のコーヒーとの変化はわからなかったが、「リラックス効果がある」「集中力が高まる」とう意見もあり、それを愛飲している人も多く、感じ方は人により異なるように思える。
CBDの主な市場の一つが北米、アメリカです。
ただ、最近になって規制の動きも出てきました。
オイルやクリームなどスキンケア、美容の領域でも需要が拡大しているようです。
日本でもCBD商品が流行するのか?
日本でもCBD商品を取り扱う店が増え、製品の製造の一部を日本で行う国産のCBDオイルも誕生している。また、東京を中心にCBDオイル入りのドリンクを扱う店も増えつつあり、徐々に広がりを見せているように思える。ただし、CBDは「THCが含有されていないこと」「茎・種子から抽出されたCBDであること」「第三者機関による検査を受けて問題がないこと」などの取り締まりがあることや、「大麻=中毒性があるもの」と認識している人もまだまだ多く、一般的に広く取り入れられまでは時間がかかりそうだ。
コメント